住宅ローンなどの民間金融機関から融資を受けていて、途中で金利の低い金融機関の住宅ローンがあったりする場合に、現在の住宅ローンを一括完済して新たに金利の低い住宅ローンに借り換えを行うことはあるのですが、日本政策金融公庫の融資においても借り換えは可能なのでしょうか。
現実、日本政策金融公庫の金利は固定であるうえに、無担保・無保証で融資を受けたとしても金利はわずか2パーセント強になりますので、公的な融資でない限り民間金融機関では同じか、これ以下の金利になるのは実質的に難しいと思われます。
日本政策金融公庫においても、融資の借り換え手続きは可能となっていますが、最初の借入した金額の半分以下の返済残高ある条件があります。
この時、融資残高がかなり残っている状況においての借り換え手続きを行ってしまい、新たな借り換え先の融資が否決されてしまうと、日本政策金融公庫から一括完済の請求が出されたり、今後の融資を停止となる厳しい処分が下されますので慎重に借り換えを検討する必要があります。
また、借り換えには審査がありますので、例えば融資の返済口座がたびたび残高不足により引き落としが不能になることがある場合などでは、借り換えが難しくなることがあります。
また、繰り上げ返済については、返済予定を繰り上げて返済残高の一部や一括返済することができます。この場合の金利は、日割り計算で算出されますので当初返済額より割安になります。
[日本政策金融公庫]