先日のニュースで耳を疑う事件の報道がありました。 お弁当やさん、コンビニ、ファーストフードで働いている店員が、売り物の食べ物が入っている冷蔵庫の中に入り涼んでいる画像をネット上で流されたという事件です。
おそらく大勢の人がその画像を観て不快な感想と驚きを隠せなかったと思います。 全く信じられない光景でした。 自分が働いて商品をお客さんに販売し、その店舗の売り上げの中からお給料をいただいているという自覚を全く感じていない様子でした。 自分が寝ころんで体の下で踏みつけられた食べ物が、お客さんの口に入る商品だという意識はないのでしょうか。 もし、その商品を自分が食べるとしたら、絶対にしないと思います。 お客さんや他人が食べる物だから他人事だからできる行為です。
その上で友人にその写真を撮らせ、得意げにネットに流すということが犯罪であるという意識が、本人にはまるでないようです。 画像を流されたコンビニの一店舗は、その画像が原因で休業から閉店という事態に追い込まれてしまいました。 大手のコンビニなので、フランチャイズ契約となれば、そのコンビニ自体の看板に傷がついてしまいます。 コンビニの上層部から店舗のオーナーとの契約の破棄という状態となり、結局店舗は閉店せざるをえない状況に追い込まれました。
一人のバイト店員が起こした「おふざけ」から、その店舗の閉店にまで発展してしまったという大きな事件です。 一軒のコンビニが廃業に追い込まれたことから、その看板を背負っている同じコンビニ全体が悪いイメージを受け、その結果コンビニ業界全体の売り上げにも響きます。 経済効果が落ちることは、避けられない事態であります。 最近の若者に多くありがちな現象ですが、今回の事件をきっかけに若者の意識が改善されればと思います。