2014年3月26日、主要3メガバンクのみずほ、三井住友、三菱東京UFJの3行の19年振りのベアが実施されることが発表に成りました。
今後、銀行を中心とする金融機関の賃上げ回答は、中小企業の賃上げの期待が広がる明るいニュースです。
大手製造業メーカー関連から回答が始まっている今年の賃上げについては、例年に無かったベア0回答がされています。
特に今後の消費税増税を見据えて、政府から強力な圧力がかかったことは否めませんが、消費者にとって給与が上がることが何よりも嬉しいバックアップです。
増税による経済負担を賃上げにより支え、経済再生の停滞が起きないことを祈るばかりです。
この4月1日を迎えるにあたり、今年に入って3ヶ月間、販売サービス各社は、駆け込み需要を煽り続けた結果、3月31日までに納品できない、サービス提供できないと言った状況から、つまり、駆け込み購入などが水の泡になる人も出てきています。
先日業界全体が賃上げ要求を受け入れたにも関わらず、ベア0回答をした軽自動車会社のニューモデルがものすごい売れ行きで、生産能力不足から駆け込み需要に間に合わず、挙句納品できないメーカーもあるそうです。
過去最高益を出しながらも、消費者や従業員にも残念な対応でがっかりしました。
それでも、ほとんどの契約者は、キャンセルすること無く納車を待っていますし、発売開始ほどの勢いではないにせよ、現在も好調な売れ行きなのですから、せめて従業員への賞与や顧客へのプラスのサービスなどで還元して欲しいですね。
さて、消費税が5%から8%と3%上がることにより、皆さんは何を買い控えるでしょうか?
恐らくは、日々の生活の中でわずかに無駄と思える、ごく僅かな何かを我慢したり、食費を節約したりすることで調整するのでしょう。
しかし、景気の回復再生がこのままうまく進めば、意外にも代替時期になる自動車や家電関連などは、予想ほど停滞すること無く売れてしまうのではないかとも思われます。
多くの論評などでは、とても悲観的な内容も見て取れますが、景気が停滞しない場合そこまで消費を我慢する人は、意外に少ないのではないかとも思えるのです。
この3ヶ月間で、消費税増税後のネガティブな景気予想は、正直うんざりしました。
多少無理してでも増税前と変わらぬ消費を続けて、自分だけでも予想を覆したいと思うのは、私だけでしょうか?
長いトンネルの中を走り続けてきた日本経済です。
暗い予想は、おもいっきりはずれて欲しいと願わずに入られません。