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経済ビジネス時事ニュースと景気動向

流通業界4社の明暗

大手流通4社の8月中間決算が、発表されました。 スーパー部門とコンビニ部門などを傘下に入れた決算報告となっています。 4社では、その業績から明暗がはっきり分かれたようです。

スーパーイオンのイオングループでは、総合スーパー事業が営業利益を伸ばしています。 昨年度の8月と比較すると、1.4%増加しています。 イオングループには、スーパー部門・ディスカウント部門・コンビニ部門・ドラツグスト ア部門があります。 スーパー部門としてのイオンは、私達がよく行くスーパーのイオンです。 グループとしての母体は、「ジャスコ」というスーパーのようです。 それが名前を変えて、吸収、合併も繰り返し、いろんな企業を傘下に入れて、ここまで大 きくなったというわけです。

以前は、「ジャスコ」というスーパーはありましたが、いつの間にか「イオン」となり、 周辺に店舗も増え「イオンモール」となっていますね。 マックスバリューというのも、スーパー部門のようです。 コンビニとしては、「ミニストップ」があります。 近くに、ヨークとイオンの2つのスーパーがあり、それぞれ新聞オリコミを入れて毎日「セ ール」をやっています。 顧客側からすると、今日はこっち、明日はあっちが安いみたいとその家によりスーパーを 使い分けて、上手く買っているようですね。 客数や駐車されている車の台数を見てみると、やはりイオンの方がいつも多いようです。

また2位のセブン&アイホールデイングスでは、スーパーのイトーヨーカ堂、コンビニとし てはセブンイレブン、百貨店ではそごう・西武、食品スーパーはヨークベニマルなどがあ ります。 ファミレスのDenny'sもこのグループです。 ここは、チケットの「ぴあ」や、「タワーレコード」にも資本を提供しているので、グル ープといえるのでしょう。 イオンがスーパー部門の売り上げが伸びたのと違い、ここではコンビニ部門の売り上げが 過去最高の売り上げを出して伸びています。 やはり名前のように、もとのセブンイレブンというコンビニが、他の会社を吸収、合併、 資本投入してきただけに、コンビニ部門に力を注いできた結果かもしれません。

セブンイレブンは、コンビニ業界では、1位ですから納得がいきます。 コンビニがあったらどこに入るかという質問をすると、セブンイレブンという答える人が 多いので、うなづくことができます。 そして、あとの2社は、業績がマイナスとなったところです。

3位は、ユニーグループホールディングスとなっています。 スーパー部門ではユニー、コンビニ部門ではサークルKサンクスがあります。 ここでは、グループ全体で売り上げも伸びず、減収となりマイナスの決算となっているよ うです。 サークルKサンクスというコンビニも、その部門ではセブンイレブンとミニストップに利益 を離されています。 このコンビニはあまり見かけないので、地域性があるのかもしれませんね。 そして大手スーパーの最下位となったのは、ダイエーです。 ここは、売り上げも伸びず利益も減少したようです。

ダイエーは、スーパーとしてあまり店舗がないようですね。 東北では、宮城県にありますが、北の方面では北海道にあるだけのようです。 関東より南の地域では店舗数も多いようです。 この発表を聞いて、なるほどと納得してしまいました。 コンビニ部門の売上が、各グループの収益に結びつくというのは、現代だからこそなのか もしれません。

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