日本政策金融公庫から融資を受ける場合、民間金融機関と同様に担保や保証人が必要となります。担保は、借りた人がお金を返済できなくなってしまった場合に、借りてから預かったものを担保として売却して返済金の一部とするものです。
一部としてあるのは、担保が借りたお金の額以上であれば弁済できるのですが、大抵は借入金より低い額になりますので一部のみの代弁済と言うことになってしまいます。
通常担保と言うと、土地などの不動産担保と思いがちですが、これは物的担保として資産価値があるので担保イコール不動産とされていますが、金や車などでも担保として扱われます。また、人的な担保もあり、これは連帯保証人として担保されるものになります。
日本政策金融公庫の場合、不動産担保はあまり受け入れることはなく、人的な担保として保証人を立てることが多いようです。これは、工場などの不動産を担保としても土地として一般用途としては向かないため、かなり資産価値が下がってしまうためのようです。
それよりは、保証人を立てて、かならず返済する意識を高めることと経営基盤や利益の安定化に努めさせる意向もあるのではないでしょうか。
ただ、借入金額が比較的低い場合は、不動産担保のみも受け入れることもありますので、よく相談してみましょう。
日本政策金融公庫の創業融資制度では事業計画を面接での審査に通れば無担保・無保証人で融資を受ける制度で、独立開業を考えているオーナーには強い味方になります。
[日本政策金融公庫]