ノンバンクには不動産担保ローンもあります。これは、有担保ローンのひとつで、通常の有担保ローンであれば、有価証券なども担保になりますが、それらのものは担保にならず、不動産だけを担保として扱うローンです。ノンバンクの場合、担保・保証人不要のことが多い為、基本的には銀行や信用金庫で扱われることが多いのですが、近年では主に事業者向けに不動産担保ローンを提供しています。
ただし、ノンバンクは店舗に行く必要がなく、インターネット上などで融資の申し込みができる会社もあり、そのことが大きなメリットのひとつになっているのですが、不動産担保ローンに関しては、その不動産の概要を伝える必要があるので、ほとんどの場合、店舗に赴く必要があります。さらに、その不動産の価値を調べる必要もある為、無担保ローンに比べると審査に時間がかかりますので、即日融資には対応していないことが多くなっています。
このように、ノンバンクの不動産担保ローンは、無担保ローンに比べると、ノンバンクを利用するメリットが少なくなってしまいますが、同じ不動産担保ローンでも、銀行や信用金庫よりも審査が緩く、融資限度額も高くなることが多いので、状況によっては利用する価値があります。すでに他社からの借入があり、完済していない場合や、銀行や信用金庫で融資の審査に通らなかった場合、即日ではなくても早めに融資を受ける必要がある場合などは、ノンバンクの不動産担保ローンを検討しても良いでしょう。
ノンバンクの不動産担保ローンとは